【3月10日 AFP】12-13ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第25節の試合が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は3-2でフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)を下した。

 バイエルンは2度の劣勢を跳ね返してデュッセルドルフを下し、2位との勝ち点差を20に広げるとともに、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)の決勝トーナメント1回戦第2戦、アーセナル(Arsenal)戦へ向けて弾みのつく白星を手にした。

 2月19日に行われた敵地での初戦に3-1で勝利しているバイエルンは、13日に準々決勝進出をかけて本拠地アリアンツ・アレーナ・スタジアム(Allianz Arena Stadium)で第2戦を戦う。

 常に先行される展開となったバイエルンだったが、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)とフランク・リベリ(Franck Ribery)がそれぞれ同点ゴールを決めて迎えた後半41分、DFジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)が決勝点を挙げて公式戦の連勝を11へ伸ばした。

 バイエルンを率いるユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は試合について、アーセナル戦へ向けて改善の余地を残す内容だったとコメントした。

「キックオフ前は誰もが我々の勝利を確信していたが、始まってみるとあまりにも消極的で、十分な脅威を与えることができなかった。士気の高さは示せたがね。フォルトゥナは素晴らしかった。我々から2点を奪えるチームはそう多くない」

 2位のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、3位のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)がともに敗れたため、バイエルンは残り9節となった段階で勝ち点差をさらに広げ、わずか3勝を挙げるだけで23度目のリーグ制覇が決まる状態となっている。(c)AFP/Ryland James