【2月28日 AFP】サッカードイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)は27日、準々決勝が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-0でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を破り、準決勝に進出した。

 2010年3月以降に対戦したリーグ戦とカップ戦の全6試合で、ドルトムントから一度も勝ち星を挙げることができなかったバイエルンは、シーズン開始前の昨年8月にドイツ・スーパーカップ2012(DFB Super Cup 2012)でドルトムントを下したのがその間の唯一の勝利だった。しかし、前半43分のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)のゴールで約3年ぶりに公式戦での直接対決を制し、4強入りを果たした。

 今シーズンの大半をベンチで過ごしてきたロッベンだが、出場停止処分を科されているフランク・リベリ(Frank Ribery)に代って出場し、ユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督に実力を見せつけた。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間ピッチにひざまずいたロッベンは、地面を叩いて勝利の喜びを表現した。

 昨シーズンリーグ2連覇を達成し、ドイツカップも制したドルトムントに対し、リーグ戦でバイエルンは勝ち点17差をつけて首位に立っている。(c)AFP/Ryland James