【5月30日 AFP】ドイツのサッカー専門誌「キッカー(Kicker)」は29日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する香川真司(Shinji Kagawa)が、移籍金1500万ユーロ(約15億円)でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に移籍することでほぼ合意に達したと報じた。

 ドルトムントでスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏はキッカー紙に対し、交渉はまだ合意に達していないとしながらも、大詰めの段階に入っていることを明かしている。

 プレミアリーグの数クラブが獲得に興味を示していると報じられていた香川に対し、ドルトムントは移籍金を2000万ユーロ(約20億円)に設定していた。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は、12日に行われたドイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)決勝を視察しており、香川が得点を記録したドルトムントは5-2でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下している。

 2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から移籍金35万ユーロ(約4000万円)でドルトムントに移籍した香川は、ブンデスリーガで49試合に出場し21得点を記録しており、チームのリーグ連覇に貢献している。(c)AFP

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