【5月22日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は21日、所属する香川真司(Shinji Kagawa)の移籍金を2000万ユーロ(約20億円)に引き上げたことを明らかにした。

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans- Joachim Watzke)会長は、昨年シャルケ04(Schalke04)から移籍金2200万ユーロ(約22億円)でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に移籍したマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)を引き合いに出し、チームと1年の契約を残す香川を低い移籍金で放出する気はないと独紙ビルト(Bild)に語った。

 ヴェツケ会長は、「真司の能力、若さ、チーム内での価値がどれほどのものなのかは明白だ。バイエルンがシャルケと1年の契約を残していたノイアー獲得に支払った金額を考えれば、香川の移籍金が相当な額になることは予想できるはずだ」と話している。

 これまでの報道によると、2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から35万ユーロ(約4000万円)で獲得した香川に対し、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は年俸600万ユーロ(約6億円)を提示したとされている。(c)AFP

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