英プレミア移籍が噂される香川、マンUのファーガソン監督と会談
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【5月16日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属し、現在イングランド・プレミアリーグへの移籍が噂されている香川真司(Shinji Kagawa)が16日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督と面談したことを明らかにした。
英マンチェスター(Manchester)市内でファーガソン監督と会談を行った香川は、サッカー界で最も成功した指揮官から「いい言葉」をもらったことを明らかにしている。
アゼルバイジャン代表との親善試合への出場に向けて帰国し、羽田空港(Haneda Airport)で報道陣の取材に応じた香川は、会談の詳細について明らかにはしなかったものの、「ファーガソン監督と直接会って話せたのは良かった。監督からはいい言葉を頂いた」と語った。
ドルトムントとの契約は2013年6月まであるものの、香川はクラブからの契約延長オファーの返答を保留している。プレミアリーグの数チームから接触があったことを明かした香川は、自身の去就について「真剣に考えて決断を下したい。自分が挑戦できるチームを選びたい」と話した。
また、ドルトムントのファンとユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督から「いつでも歓迎する」と言われたことを明かした香川は、選手として成長させてくれたドルトムントに感謝していると語った。
23歳の香川は、11-12シーズンの公式戦で通算17得点を挙げてクラブのリーグ2連覇とドイツカップ優勝に貢献し、ドルトムントは創設103年目にして初の国内2冠を達成した。
ファーガソン監督は、ドルトムントが5-2でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下した12日のドイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)決勝を視察しており、香川は同試合で得点を記録している。
プレミアリーグへの移籍を検討していることを明かしている香川には、チェルシー(Chelsea)やアーセナル(Arsenal)、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)が新天地候補として報じられているが、最有力はマンチェスター・ユナイテッドとされている。
ドルトムントは2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から35万ユーロ(約4000万円)で香川を獲得したが、現在の同選手の市場価格は1300万ユーロ(約14億円)まで跳ね上がっており、香川を放出することはクラブにとって大きな利益をもたらすことになる。(c)AFP