【4月30日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、香川真司(Shinji Kagawa)のイングランド・プレミアリーグへの移籍を認めた。

 ドルトムントのラインハルト・ラウバル(Reinhard Rauball)会長は、移籍を考えている香川を移籍金無しで失うというリスクがあるため、香川に対し30日までに契約延長のサインをしなければならないと伝えている。香川とドルトムントの契約は、2013年に満了を迎えることになっている。

 ドルトムントのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は「真司や彼の代理人と話したが、彼はボルシア・ドルトムントとの契約延長を望んではいない。われわれはギャンブルをするつもりはないが、彼にはイングランドでプレーをするという選手としての明確なプランを持っている。好ましくはないが、受け入れざるを得ない」とコメントした。

 またツォルク氏はさらに1年間待って香川を無償で移籍させては意味がないとし、「彼には明白な市場価値がある。従うべき経済的合理性がある」と語っている。

 ドイツ国内のメディアは、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が香川に対し、3年契約のオファーを出したと報じている。(c)AFP

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