【4月28日 AFP】独紙ビルト(Bild)は27日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が、契約延長交渉中の香川真司(Shinji Kagawa)に対し、30日までにオファーの返答をするよう通達したと報じた。

 11-12シーズンのリーグ戦29試合出場で13得点を挙げている香川に対し、ドルトムントは12-13年シーズン終了後に切れる同選手の契約を16年まで延長するオファーを提示していた。

 ドルトムントのラインハルト・ラウバル(Reinhard Rauball)会長は「彼にオファーを出してから何の反応も返ってこないという事実が不安を抱かせている。それはとても良いオファーだ。私の知る限り、動向は難しい方向へと傾いているが、まだ他のクラブからの接触はなく、何も決まっていない」と語っている。

 ビルト紙によると、12-13シーズン終了後に移籍金なしでドルトムントから流出する恐れがある香川に対し、マンチェスター・ユナイテッドは年俸約600万ユーロ(約6億4000万円)の3年契約を提示したと報じている。

 2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から35万ユーロ(約4000万円)でドルトムントに移籍した香川は、主力選手としてチームのリーグ連覇に貢献し、格安で獲得した選手の中で今シーズン最も成功を収めた選手の一人に挙げられている。(c)AFP