【4月5日 AFP】独紙ビルト(Bild)は4日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する香川真司(Shinji Kagawa)が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やチェルシー(Chelsea)への移籍を検討していると報じた。
 
 23歳の香川はリーグ戦25試合で12得点を記録する活躍を見せており、リーグ連覇を目指して首位に立っているドルトムントの原動力となっている。

 ビルト紙によると、ドルトムントは2013年6月で契約が切れる香川に対して年俸300万ユーロ(約3億3000万円)と2016年までの契約延長をオファーしたものの、香川が難色を示したとしている。

 また同紙は、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが香川獲得に興味を示しており、移籍金は1500万ユーロ(約16億5000万円)になると報じている。

 ドルトムントのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は、「もうすぐ決断が下されるだろう。我々は喜んで彼との契約を延長したいが、決定権は香川にある。彼がイングランドかスペインへの移籍を希望していることは知っている。問題は移籍をいつするかということだ」と語った。

 2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から35万ユーロ(約4000万円)でドルトムントに移籍した香川は、3月25日に行われた第27節のケルン(1. FC Cologne)戦で2得点を記録してチームを勝利に導いており、ブンデスリーガのスター選手の一人に数えられている。(c)AFP