香川がドイツ杯でゴールを記録、ドルトムントが準決勝へ
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【2月9日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカードイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)は7日と8日、準々決勝が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)、グロイター・フュルト(SpVgg Greuther Fuerth)が準決勝に勝ち進んだ。
通算16度目の大会制覇を目指すバイエルンは、フランク・リベリ(Franck Ribery)とマリオ・ゴメス(Mario Gomez)が得点を記録し、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)を2-0で下した。
バイエルンは前半30分に右サイドのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)のパスに走り込んだリベリのゴールで先制すると、後半開始直後にはゴメスが自らのシュートのリバウンドを押し込み、追加点を挙げた。
■グロイター・フュルトが2部リーグながら4強入り
一方、ドイツ2部リーグのグロイター・フュルトは、前半終了間際にカナダ人ストライカーのオリヴィエ・オーシャン(Olivier Occean)が記録したゴールが決勝点となり、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に1-0で勝利した。
3回戦で対戦したニュルンベルク(1. FC Nuremberg)に続き、1部リーグのクラブを相手に勝ち上がったグロイター・フュルトは、前回大会で2部リーグながら決勝まで勝ち進んだデュイスブルク(MSV Duisburg)を彷彿させる快進撃を見せている。
また、メンヘングラッドバッハは延長戦の末にヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を2-0で下した。
氷点下マイナス12度を記録した首都ベルリン(Berlin)で行われた試合でメンヘングラッドバッハは、延長前半11分にフィリップ・ダームス(Filip Daems)のペナルティーキック(PK)で先制すると、延長後半終了間際にはオスカル・ヴェント(Oscar Wendt)のゴールで突き放した。
■香川がゴールを記録したドルトムントが快勝
7日に行われた試合では、ドルトムントが4-0でホルシュタイン・キール(Holstein Kiel)に快勝し、準決勝へ駒を進めた。
前半11分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の得点で先制したドルトムントは、同18分に香川真司(Shinji Kagawa)が追加点を挙げると、後半35分にルーカス・バリオス(Lucas Barrios)、同42分にはレワンドフスキとバリオスの得点をアシストしたイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)のゴールで突き放した。
試合後にドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「草の上でアイスホッケーをしているようだった。ピッチはプレーできる状態ではなかったが、テレビ局から試合を中止しないよう圧力がかかった。選手が怪我する可能性があり、心配でたまらなかった」と話し、氷点下マイナス18度でグラウンドが部分的に凍っていたにもかかわらず、試合が行われたことに不満を見せた。
ブンデスリーガで現在2位に勝ち点2差で首位に立つドルトムントは、11日にバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と対戦する。(c)AFP/Ryland James