【9月23日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に所属するゴールキーパー(GK)、イェンス・レーマン(Jens Lehmann)が、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」に参加したとして、チームから23日に行われるVfBリューベック(VfB Luebeck)とのドイツカップ2009-10(German Cup 2009-10)2回戦でメンバー落ちを言い渡された。

 ホームで敗れた19日のケルン(1. FC Cologne)戦終了後、レーマンはチーム関係者に連絡せず同日開幕した「オクトーバーフェスト」に参加するためミュンヘン(Munich)に向かった。

 レーマンは、リューベック戦に続き26日のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)とのリーグ戦も欠場となる可能性がある。

 大衆紙ビルト(Bild)にレーマンは「その夜はラドラー(ビールとレモネードを混ぜた飲み物)を半分だけ飲み、それからはミネラルウォーターを飲んだ。自分で運転して家に帰った」と話している。

 ケルン戦でレーマンはペナルティーエリアの外に飛び出したが、ボールを奪われて失点していた。
 
 シュツットガルトのマルクス・バベル(Markus Babbel)監督は「木曜日(24日)に(スポーツディレクターの)ホルスト・ヘルト(Horst Heldt)とわたしは、イェンスとこの件について話し合うことになっており、様子を見るつもりだ」と語り、無許可で外出し飲酒することについて同選手と話し合うことを明らかにしている。

 レーマンは「オクトーバーフェストを訪れたのは、だいぶ前から計画されていたチャリティーイベントのためだったが、クラブの同意が得られていなかった。もちろんクラブの方針は受け入れる」と語り、処分を受け入れる意向を示している。(c)AFP