【7月5日 AFP】フランスサッカー連盟(French Football FederationFFF)は4日、リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のスポーツディレクター、レオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏が審判に暴力行為を働いたとして、活動停止処分を13か月に延長すると発表した。

 レオナルド氏は、1-1のドローに終わった5月5日のバランシエンヌ(Valenciennes FC)戦で、主将のPSG主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)が退場処分となったことに激高し、その模様を仏テレビ局カナルプリュス(Canal Plus)のカメラに捉えられていた。

 かつて、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やインテル(Inter Milan)で監督も務めたことがあるレオナルド氏は、12-13シーズン中、事あるごとに審判らを批判していた。

 バランシエンヌ戦の暴力行為についてレオナルド氏は当初、5月30日に9か月の活動停止を言い渡されていたが、この処分を不服としてFFFの仲裁委員会に提訴していた。

 しかし、今回の裁定により、同氏は13-14シーズンの全期間となる2014年6月30日まで、すべての公式行事での活動を禁止され、PSGの試合ではピッチに立ち入ることができないこととなった。

 もしもレオナルド氏が仲裁委員会への提訴をしなければ、2014年2月には復帰できる予定だった。

 また、執行猶予中のPSGへの勝ち点3の減点はフランス・プロサッカーリーグ連盟(French Professional LeagueLFP)の規律委員会により再審理されることとなっている。(c)AFP