【6月22日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が、前フランス代表監督のローラン・ブラン(Laurent Blanc)氏と監督就任で合意したと、クラブのカタール人オーナーが保有するテレビ局ビーインスポーツ(BeInSport)のツイッター(Twitter)アカウントが報じた。

 ビーインスポーツは、「独占情報。本日(21日)、ローラン・ブラン氏がPSGの監督に就任することで合意に達しました」と報じ、来週初めに2年契約が結ばれることになるだろうと付け加えた。

 45歳のブラン氏は、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)準々決勝での不甲斐ない敗戦の後、代表監督を辞任し、その後は何の役職にも就いていなかった。

 元ディフェンダーのブラン氏は、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)で2007年から2010年に指揮を執り、08-09シーズンにはクラブをリーグ優勝に導いた。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)がPSGのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)現監督の招聘(しょうへい)を狙っており、本人も18か月間指揮を執ったクラブを辞任したいという意向を5月に表明している。

 アンチェロッティ氏の辞任の意向を受け、PSGは後任監督候補を探っていた。しかしその候補と見られていたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏がイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)へ、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏がイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)の監督となり、ロシア代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督との交渉も不調に終わっていた。(c)AFP