【6月1日 AFP】サッカーフランス杯2012-13(French Cup 12-13)は31日、決勝が行われ、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)が3-2で格下のエヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)を下し、26年ぶりの優勝を飾った。

 この結果、ボルドーは13-14シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)出場権を獲得している。

 この試合のヒーローとなったのは、ボルドーのシェイク・ティディアン・ディアバテ(Cheick Diabate)だった。先制点を挙げたディアバテは、試合途中にPKを失敗したものの、最後は後半44分に決勝点を挙げた。

 前半39分にディフェンスラインの裏に抜け出して右サイドバックからのロングパスを受けたディアバテは、エヴィアンのGKベルトラン・ラケ(Bertrand Laquait)をかわして先制点を挙げた。

 ディアバテはその後、エヴィアンのミロシュ・ニンコビッチ(Milos Ninkovic)のファウルを受けてPKを獲得したが、これはラケが左手で弾く好セーブを見せ、ボルドーは追加点のチャンスを逃した。

 するとエヴィアンは後半6分、ボルドーGKセドリク・カラッソ(Cedric Carrasso)を引きつけたダニエル・ヴァス(Daniel Wass)の折り返しからヤニック・サグボ(Yannick Sagbo)が得点を決め、試合を1-1の振り出しに戻した。

 それからわずか数分後にボルドーは、グレゴリー・セルティク(Gregory Sertic)のフリーキックからアンリ・サイヴェ(Henri Saivet)が勝ち越しとなるゴールを決めるも、エヴィアンは後半25分にセドリック・バルボサ(Cedric Barbosa)のクロスからブリス・ジャ・ジェジェ(Brice Dja DjeDje)が得点し、再び同点に追いついた。

 そして迎えた後半44分、ジャ・ジェジェがゆっくりとオフサイドラインを押し上げるなか、ニコラ・マウリス・ベライ(Nicolas Maurice-Belay)の斜め方向へのループパスに反応したディアバテは、どうすることもできないエヴィアンのGKラケの目の前で決勝点を奪い、試合に決着をつけた。(c)AFP