【5月14日 AFP】フランス・リーグ1で新王者となったパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が、クラブとカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督との契約を尊重するよう、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に警告した。

 アンチェロッティ監督は、レアルの新指揮官候補の一人と考えられている。

 フランス・レキップ(L'Equipe)紙が電子版に掲載したインタビューで、PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は、レアルに対して指揮官との契約があと1年あるとくぎを刺したと語った。

「数日前、レアルの事務局長(のホセ・アンヘル・サンチェス(Jose Angel Sanchez)氏)が彼(アンチェロッティ)のことについて連絡してきた」

「私はすぐさまこのように返した。『カルロが欲しいのなら、あと1年契約が残っていることを覚えていてもらいたい。われわれを尊重し、契約を尊重してもらいたい』とね」

「彼は謝罪した。カルロとの契約は今季限りだと思い込んでいたと話していた。私はそうではないと答え、カルロとの契約はあと1年あると伝えた」

 アル・ケライフィ会長は続けて、「もし彼(アンチェロッティ)が去れば、問題になる」と付け加えた。

 レアルは、今夏にも3シーズン指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督と袂を分かつと考えられている。モウリーニョ監督は古巣、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)の指揮官に就くとみられている。(c)AFP