【5月12日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は11日、今夏クラブとの契約が切れる元イングランド代表デビッド・ベッカム(David Beckham)の来季以降の残留を示唆した。

 英メディアが伝えたとこによると、PSGに加入してから先発がわずか1試合にとどまっているベッカムは、1年間の延長契約にサインするかどうか迷っているという。

 しかし、アンチェロッティ監督は38歳のベッカムにはまだできることがあると感じている。

「彼は残ると思う。スピードを失ってはいるが、調子を上げてきている。常に正しい姿勢を示し、もう若くはないが、38歳にしてまだ現役で活躍できている。彼は非常にプロ意識が高く、自分のやるべきことに集中できている。選手としてやれることはまだある」

 そんなアンチェロッティ監督の来季以降の去就は、白紙状態となっている。スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)の指揮を執るジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が今季限りで退団するとの見方が強く、後任候補の筆頭にはアンチェロッティ監督が挙げられている。

 自身の去就について質問されたアンチェロッティ監督は、言葉を濁しつつこのように答えた。

「まだちゅうちょしていて、自分の中でもはっきりしていない。新しい情報もないし、シーズンはまだ終わっていない。シーズンが終了したらクラブと話し合う必要がある。さまざまな憶測が飛び交っているが決まっていることは何もない。今はまだクラブとの会合の予定も立っていないが、いずれ話し合う時が来る」

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