【5月6日 AFP】12-13フランス・リーグ1は5日、第35節の試合が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はバランシエンヌ(Valenciennes FC)と1-1で引き分けた。  退場者を出し10人となったPSGはバランシエンヌと引き分け、93-94シーズン以来のリーグ優勝を事実上決めるチャンスをふいにした。

 本拠地パルク・デ・ プランス(Parc des Princes)で行われた試合でPSGは前半17分、バランシエンヌのガエル・ダニッチ(Gael Danic)のゴールで先制された上に、同43分には主将チアゴ・シウバ(Thiago Silva)が議論を呼ぶ一発退場を命じられた。

 カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督率いるPSGは、後半38分にアレックス(Alex)が決めたゴールで勝ち点1を手にした。

 12位のバランシエンヌと引き分けたPSGは、圧倒的な得失点差をつけてはいるものの、2位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との勝ち点差を7につめられている。

 アンチェロッティ監督は、「サッカー界ではポゼッションが高いチームは警告や退場が減る傾向にある。しかし我々にとっては違う。全く逆だ。フランスの審判はとても厳しい。シウバのプレーは退場処分に該当しないと思う」と退場処分を科した主審の判断を非難した。

 PSGは大荒れの末に勝利を収めた4月28日のエヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)戦で退場処分となった正GKのサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)やマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)、デビッド・ベッカム(David Beckham)が、いまだに出場停止処分中のティアゴ・モッタ(Thiago Motta)とともにスタンドで観戦となっていた。(c)AFP/Martyn WOOD