【4月29日 AFP】12-13フランス・リーグ1は28日、第34節の試合が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は1-0でエヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)を下した。

 PSGは2人の退場者を出し9人となったが、19シーズンぶりのリーグ制覇に向け、執念で17日に行われたフランス杯2012-13(French Cup 12-13)準々決勝のリベンジを果たした。

 PSGは後半5分にハビエル・パストレ(Javier Pastore)が挙げた唯一の得点でリーグ戦5連勝を飾ったが、マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)が2度のイエローカードで、デビッド・ベッカム(David Beckham)が一発レッドカードでそれぞれ退場となった。今季4試合を残し、PSGは2位につけるオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と勝ち点差9を保った。

 得失点差で大きく有利に立っているPSGは、5月5日に行われる第35節バランシエンヌ(Valenciennes FC)戦の結果次第では、1993-94シーズン以来の優勝が決まる。一方エヴィアンは、降格圏の下位3チームとの争いが続く。

 後半37分にこの試合2枚目のイエローカードで退場となり、重い足取りでピッチを去ったヴェッラッティはカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督の激怒を買った。さらにロスタイムには、ベッカムがエヴィアンのユセフ・アドナン(Youssef Adnane)に対するファウルで厳しい判定を受けピッチを去り、勝利は台無しとなった。

 試合終了のホイッスルが吹かれた後も両軍は治まらず、選手が入り乱れる中で、エヴィアンのサベル・ヘリファ(Saber Khelifa)とPSGのGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)がレッドカードを提示された。(c)AFP/Martyn WOOD