【4月21日 AFP】サッカーフランスリーグ杯2012-13(French League Cup 12-13)は20日、決勝が行われ、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)が1-0でレンヌ(Stade Rennes FC)を破り、優勝に輝いた。

  パリ(Paris)のスタッド・ド・フランス(Stade de France)で行われた決勝で、サンテティエンヌが32年ぶりに国内主要タイトルを手にした。

 試合はサンテティエンヌのブランドン(Brandao)が前半18分にこの試合唯一のゴールを決め、自身にとって3度目のタイトル獲得を果たした。ブランドンは以前所属したオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)で2度、優勝を経験している。

 サンテティエンヌのクリストフ・ゴルティエ(Christophe Galtier)監督は、「32年はとても長い月日。また、優勝をスタッド・ド・フランスで飾ったのはこれが初めてだ。ブランドンが勝利の原動力になったが、チーム全体が素晴らしかった」と選手を称賛した。

 また、ブランダンは「サンテティエンヌにとって重要な勝利だった。このチームに私が来たのはトロフィーを取るためであって、それを成し遂げることができた」と喜んだ。

 フランス東部の工業地帯を拠点とするサンテティエンヌは1970年代にはフランスの強豪として名を馳せ、1977年のヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup)の準々決勝でのリバプール(Liverpool FC)との激戦がよく知られる。

 また、ユベントス(Juventus)に移籍してスターになる前のミシェル・プラティニ(Michel Platini)が所属していたチームでもあり、1980-81年シーズンには、10度目のリーグ優勝を飾った。

 しかし1981年以降から今回のフランスリーグ杯優勝までの間、サンテティエンヌはタイトル獲得から遠ざかっていた。(c)AFP