【4月4日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)に対する侮辱的発言を行ったオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のジョーイ・バートン(Joey Barton)が、PSGから批判を受けている。

 イングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)からマルセイユにレンタル移籍中のバートンは、自身のツイッター(Twitter)アカウントでシウバを「女々しい」、「太りすぎの性転換者」と揶揄した。

 バートンの発言に対しPSGはすぐさま、「オリンピック・マルセイユのジョーイ・バートン選手がPSGのチアゴ・シウバ選手に向けた言葉は受け入れられない。こういった中傷は深刻なものであり、口論の域を逸脱している」と声明を発表し、クラブとシウバは何らかの措置に出ることも考えていると付け加えている。

 一方マルセイユは、「チアゴ・シウバに対する無礼なコメントをアップロードすることを直ちに止めること」にバートンが応じたと強調し、さらに、「オリンピック・マルセイユとジョーイ・バートンは、この36時間の間に英国人選手(バートン)がソーシャルメディア上に投稿した根拠の無い発言について、チアゴ・シウバとそのクラブに謝罪する」と声明を発表した。

 この侮辱的発言の前、2日付のフランス・レキップ(L'Equipe)紙に掲載されたインタビューで、シウバはバートンを批判していた。

 バートンは暴行で投獄されるなどこれまでに多くの問題を起こしており、11-12シーズンのプレミアリーグ最終戦、マンチェスター・シティ(Manchester City)との試合ではカルロス・テベス(Carlos Tevez)に肘打ちして退場処分を受け、その後セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)を蹴り上げた。バートンはこの行為で12試合の出場停止処分を科された。

 フランスへの移籍後はフィールド上での振る舞いで特に目立つことはなかったバートンだったが、2月のナンシー(AS Nancy)戦で退場処分を受け、チームも0-1で敗れた。(c)AFP