【3月18日 AFP】12-13フランス・リーグ1は17日、第29節の試合が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-2でサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)と引き分けた。

 デビッド・ベッカム(David Beckham)が、1998年サッカーW杯フランス大会(1998 World Cup)でレッドカードを受けたサンテティエンヌの本拠地、スタッド・ジェフリー・ギシャール(Stade Geoffroy Guichard)での試合に臨んだ。

 イングランド代表として同大会に出場していたベッカムは、決勝ラウンド1回戦でアルゼンチンのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)へのファウルで一発退場の処分を受け、その後アルゼンチンがPK戦を制して試合に勝利した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ ギャラクシー(Los Angels Galaxy)で活躍してきたベッカムだが、当時は自身の短気が招いたレッドカードが仇となってチーム敗退の要因になったと、イングランドのサポーターやメディアに槍玉に挙げられた。

 現在37歳のベッカムは、そのレッドカードの舞台となったスタジアムでPSGでは自身初の先発出場を果たしたが、チームは2-0のリードをふいにした。

 PSGは前半9分にハビエル・パストレ(Javier Pastore)が先制点、同19分にはズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が追加点を挙げ2-0でリードしたが、同38分にアレックス(Alex)がオウンゴールを献上すると、後半27分のフランソワ・クレルク(Francois Clerc)の得点でサンテティエンヌに追いつかれてしまい、結果ドローに終わった。

 今季残りあと9試合としたところで、リーグ首位に立つPSGは2位のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に勝ち点5差、オリンピック ・マルセイユ(Olympique de Marseille)に勝ち点7差で迫られている。(c)AFP/Greg Fraser