【8月23日 AFP】フランス・リーグ1のアジャクシオ(Ajaccio AC)は22日、イタリア・セリエBのチェゼーナ(AC Cesena)からアドリアン・ムトゥ(Adrian Mutu)を2年契約で獲得したことを発表した。

 これまでイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)や、セリエAのユベントス(Juventus)やインテル(Inter Milan)、フィオレンティーナ(Fiorentina)でプレーした33歳のムトゥは、前週、コルシカ(Corsica)島に本拠地を置くアジャクシオへの加入に同意していた。

 チェゼーナとの契約を2014年まで残しているムトゥは、同クラブとの退団交渉を残している。

 アジャクシオのアラン・オルソーニ(Alain Orsoni)会長はAFPに対し、「彼は27日にアジャクシオに来る。28日の午前中に健康診断を行い、午後に2年契約を結ぶ」と語った。

 またムトゥは自身のツイッター(Twitter)アカウントで「アジャクシオ、行くからな!27日にはコルシカ島にいる」とイタリア語で記した。

 ムトゥのリーグ戦デビューは、9月1日のエヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)戦と見られている。

 ムトゥは2004年のチェルシー在籍時にコカインの反応が検出され、その後チェルシーが国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)から1700万ユーロの罰金を言い渡されるなど、トラブルメーカーの側面を持っており、2010年にも禁止薬物のシブトラミン(Sibutramine)の陽性反応が出ている。(c)AFP