【7月19日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)は18日、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)から移籍金2000万ユーロ(約19億円)で獲得したスウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の加入を正式に発表した。

 PSGは同日、パリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)でイブラヒモビッチのお披露目会を開催し、同選手は数百人のファンと報道陣が見守る中、リフティングを披露し、チームのシャツを手にポーズをとった。

 クラブと年俸1400万ユーロ(約13億5000万円)の3年契約を結んだと報じられているイブラヒモビッチは、本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で入団会見に臨み、クラブとスポーツディレクターを務めるレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏への感謝の言葉を述べた。

 会見でイブラヒモビッチは「彼らが不可能を可能に変えたと思うし、この場にいられてとても満足している。何度も会談を重ねた結果、PSGの選手となった。自分のキャリアにおいて大きな一歩であり、また一つ夢が叶った」と語った。

 続けてイブラヒモビッチは、「このクラブの新しい歴史を築きたい。ここには勝つためにやって来た。トロフィーを勝ち取る自信がある」と話している。

 30歳のイブラヒモビッチは、ミランの同僚で、先日フランスサッカー史上最高額となる移籍金4200万ユーロ(約40億円)で移籍したブラジル代表ディフェンダー(DF)のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)と一緒にPSGへ加入することになる。

 10-11シーズンのリーグ制覇に貢献しながらも、財政難のため自身とシウバを放出したミランについてイブラヒモビッチは、「ミランの誰かが影響を及ぼしたわけではなく、自分で下した決断だ。ミランでは幸せな時期を過ごした。彼らは家族の力になってくれた。だからずっと心の中に残り続けるだろう。ミランの幸運を祈っている」とコメントした。