【7月19日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)は18日、イタリア人ミッドフィルダー(MF)のマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)の入団会見を行った。

 イタリア・セリエAのデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)から移籍金1100万ユーロ(約10億円)で加入した19歳のヴェッラッティは、PSGと5年契約を結んでいる。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で会見に臨んだヴェッラッティは、「ここではいつもテレビで見ていた偉大な選手と一緒に練習することができて、もっと上手くなりたいという願望を叶えられると思う。若手選手が強豪クラブに移籍できることなんて滅多にあることではない。クラブの期待に応えるためにもベストを尽くす」と語った。

 U-21イタリア代表のヴェッラッティは、PSGのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督から現在ユベントス(Juventus)でプレーするアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)と比較されており、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)ではイタリア代表候補に名を連ねていた。

 PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は、「ヴェッラッティの加入を発表できて非常に満足している。われわれは若手有望株の彼がイタリアの将来を担うと評価しており、PSGで大きなインパクトを残してくれることを期待している」とコメントした。

 ヴェッラッティはアルゼンチン代表のエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)、ブラジル代表のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)に続き、PSGが今夏に契約を結んだ3番目の選手で、同日にはスウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の入団会見も行われた。(c)AFP