【7月2日 AFP】フランス・プロサッカーリーグ連盟(French Professional LeagueLFP)は1日、ハテム・ベン・アルファ(Hatem Ben Arfa)のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)からオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)への移籍がクラブ間の合意により成立したことを発表した。

 公表されていないものの移籍金は最大2000万ユーロ(約34億円)と報じられていたが、リヨンのジャン・ミシェル・アウラス(Jean-Michel Aulas)会長は最終的により低い条件を受け入れており、契約にはマルセイユが2009-10シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を獲得した場合はさらに100万ユーロ(約1億7000万円)が支払われることも含まれている。

 LFPは声明で「(ベン・アルファのリヨンからマルセイユへの)移籍は正式に決まった(中略)契約は6月30日からとなる」と発表している。

 3時間に及んだLFPの規律委員会の会議に出席したベン・アルファは「安心している。今一つだけ言えるのは、僕はマルセイユの選手だということだ」と語っている。なお、ベン・アルファはすでに6月24日からマルセイユの練習に合流していた。

 2007年10月に行なわれたフェロー諸島との欧州選手権2008(Euro 2008)の予選で初の代表入りを果たしたベン・アルファだが、同大会の本大会の登録メンバー(23人)からは落選している。

 リヨンのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やマルセイユのサミル・ナスリ(Samir Nasri)と並びフランス期待の若手の1人として認識されているベン・アルファは、2004年に17歳でリヨンに入団し、2001-02シーズンからリーグ7連覇を達成しているリヨンで4度のリーグ優勝を経験しており、ナスリと共にイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)への移籍が噂されていた。(c)AFP