【4月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準決勝第2戦、レアル・マドリード(Real Madrid)戦を30日に控え、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、経験値は少ないものの、チームが硬くなることはないと語った。

 ドルトムントは、敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での第1戦でロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の4得点を挙げる活躍で4-1と勝利し、主導権を握っている。 クロップ監督は、ここ数年で選手たちは大舞台での経験を積み重ねていると、自信をのぞかせる。

「これまでに、うちの選手がチャンピオンズリーグの準決勝を戦ったことはないと思う。とはいえ、それは昨年のドイツカップ(German Cup 2011-12)決勝でも同じ状況だった。我々がリーグ優勝を決めた後に臨んだバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との決勝で、選手たちはすべてを出し切っていた。それでも、その日うちの選手は非常に冷静だった。夢を叶えるには勇敢でなければならないし、それこそ我々が望んでいることだ」

「敗れる可能性はもちろんあるが、どうやって負けるかが大事になる。選手はベストを尽くすしかないんだ。この試合で選手たちがそうしてくれると信じて疑わない」

 3点のアドバンテージを手にしているドルトムントが、自陣に引いてカウンタータックを狙うというゲームプランは明らかだが、クロップ監督は、試合を決定づけるアウェイゴールを求めて前に出ると語った。

「試合中にどうなるか見極めるため、待たなくてはならない。今ここでどうするかを口にするのは愚かなことだ。攻撃陣のポテンシャルはすばらしい。明日(30日)に必要となれば、それだけの力はある。サッカーで重要なのはバランス。攻めるときは攻め、守るときは守るものだ」

(c)AFP/Kieran CANNING