【4月25日 AFP】24日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準決勝第1戦で、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に1-4で敗れたレアル・マドリード(Real Madrid)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が、第2戦での逆転へ向けて決意を口にした。

 前日の試合で同じスペイン勢のFCバルセロナ(FC Barcelona)がバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-4で敗れたのに続き、レアルも敵地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でドルトムントの勢いに飲み込まれた形となった。

 試合はロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が全4得点を挙げたドルトムントが大勝し、5月25日の決勝でドイツ勢対決が実現する可能性が高くなった一方で、レアルもクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がアウェーゴールを決めて第2戦へかすかに望みをつないだ。

 レアルは本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる30日の第2戦で非常に困難な戦いに臨むことになるが、『スペシャル・ワン(特別な存在)』を自称する50歳のモウリーニョ監督は、チーム10度目のチャンピオンズリーグ制覇を目指し、全力で立ち向かうことを約束した。

「サッカーではどんなことでも起こりうることを私は知っている。来週の試合は困難になるだろうが、不可能なことなどこの世にはない。選手はそれを試合で証明してくれるはずだ」

「今日は圧倒的に優れていたチームが勝利した。ドルトムントは個人レベルでもチームレベルでも我々を上回っていたから、勝ったのは当然だ。ボールへの反応は常に向こうの選手の方が早かったし、プレーの強度も優っていた。プレスをかけられると、うちの選手はボールを保持できなかった。だが巻き返しは可能だ」

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