【4月24日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準決勝第1戦、レアル・マドリード(Real Madrid)戦を24日に控え、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が会見を行った。

 グループステージでレアルと対戦しているドルトムントは、2-1で勝利した後2-2で引き分け、レアルから勝ち点4を奪ってグループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。また、ドルトムントは、準決勝に進出した4チームのうち唯一、今季チャンピオンズリーグで一度も黒星を喫していない。

 ドルトムントのヤクブ・ブワシチコフスキ(Jakub Blaszczykowski)は会見で、「これまで我々は素晴らしい結果を成し遂げてきている。グループステージで一度レアルを下しているし、マドリードでの試合でも最高のパフォーマンスを見せた。シーズンが終わるまで無敗を続けたい」とコメントした。

 また、「ドルトムントに加入して6年経つが、サポーターは完全に我々を支援してくれるだろう。このチームはドルトムント(Dortmund)の街にとって一番大切なものなんだ」とファンに対する思いを語った。

 準々決勝でマラガ(Malaga CF)を下しているドルトムントは、24日の試合で今季3度目のスペイン勢からのホーム勝利を目指すとともに、1996-97年シーズンの初制覇以来となる2度目のチャンピオンズリーグ優勝を狙う。

 その一方でレアルは通算13度目となるチャンピオンズリーグ決勝進出を目論んでいる。

 ドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の決勝ゴールでレアルが2-1で勝利した決勝トーナメント1回戦第2戦のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦を引き合いに出し、レアルの主要選手にポゼッションを奪われることを阻止しなければいけないと語る。

「マンチェスター・ユナイテッドとの対戦でレアルは68%のボール支配率を記録した。サッカーではボールを奪うことが成功につながる」

「レアル・マドリードは世界有数の強豪だ。4月30日に行われる敵地マドリードでの第2戦に備えて、第1戦では優勢に立てるよう努めたい」

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