【4月24日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準決勝第1戦、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦を控え、レアル・マドリード(Real Madrid)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が記者会見に臨み、試合の先発メンバーを明かすという珍しい行動に出た。

 モウリーニョ監督は先発メンバーについて、「ディエゴ・ロペス(Diego Lopez)、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、ラファエル・バラン(Raphael Varane)、ペペ(Pepe)、ファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)、サミ・ケディラ(Sami Khedira)、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)、メスト・エジル(Mesut Ozil)、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、そしておそらくアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)」と名前を挙げ、イケル・カシージャス(Iker Casillas)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が先発から外れることを示唆した。

 しかしながらモウリーニョ監督は、チームの主将であり、W杯南アフリカ大会(World Cup 2010)優勝メンバーであるカシージャスとの確執については否定した。

 クラブ生え抜きのカシージャスについては、1月末に左手の指を骨折して以降、守護神の座に復帰できておらず、試合に出られない状況が続くのであれば、シーズン終了とともにチームを離れる可能性もあると発言したとの報道も出ている。

 小さな故障を抱えているロペスを先発として挙げたことについて、スペインの記者から質問を受けた監督は、「私とイケル・カシージャスはプロフェッショナルな関係にある。ともに働く2人の人間として、お互いを理解している」と応じた。

 またモウリーニョ監督は先発FWに、20日に行われたリーグ戦のレアル・ベティス(Real Betis)戦で得点を挙げたベンゼマではなくイグアインを選んだ。 「先発が確定していないのはディ・マリアだけだ。娘が生まれたばかりで落ち着いた状況にいない。様々な感情にさらされてきたところだから、明日(水曜日)の試合に出られる状態かはこれから判断する」 (c)AFP