【4月3日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は2日、2-2のドローで終わった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との第1戦で負傷したリオネル・メッシ(Lionel Messi)について、検査の結果を待つことになると発表した。

 世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝いたメッシは、前半38分に左足のシュートでゴールを決めたが、その後ハムストリングに異変を感じ、後半からピッチを退いた。

 バルセロナはクラブの公式ウェブサイトで、「クラブの医療チームによると、メッシは右のハムストリングを負傷した。けがの度合いがどの程度かは、3日の精密検査で明らかになる」と声明を発表している。

 また、ハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)も試合終了6分前に膝に酷いけがをして、担架でピッチから運び出された。復帰は6週間後とされており、バルセロナにとっては更なる痛手となった。

 クラブは、「後半、交錯した際にジョルディ・アルバ(Jordi Alba)がマスケラーノの脚の上に落ちた」と経緯を伝え、「マスケラーノのけがは右ひざの足外側側副じん帯の断裂だと医療チームは発表した。6週間の静養を経て、シーズン終盤には復帰できる予定」としている。

 マスケラーノの戦線離脱により、バルセロナは10日に行われる本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)での準々決勝第2戦に出場可能なディフェンダーが手薄となっている。

 カルレス・プジョル(Carles Puyol)とアドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)はすでに故障で長期離脱しており、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)のパートナーには、経験の浅いマルク・バルトラ(Marc Bartra)かアレクサンドル・ソング(Alex Song)が選出される可能性が高い。(c)AFP