【4月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)対FCバルセロナ(FC Barcelona)のチケットが、インターネットサイトで1000ユーロ(約12万円)を超える値段で販売された。

 フランスの首都パリに拠点を置くPSGは、収容人数4万5000人の本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で2日に行われた準々決勝第1戦のチケットに、およそ100万通の応募があったことを明らかにしている。

 クラブとチケット販売店の間にダフ屋が介入したことにより、スタジアム近くではチケットの価格が吊り上げられ、数百ユーロで違法に販売された。

 しかし、異常なまでに高いチケットの金額は、ダフ屋だけではなくインターネットサイトでも記録されている。

 PSGが提携しているチケット再販売サイトのヴィアゴーゴー・ドットコム(viagogo.com)では、195から1200ユーロ(約2万3000円から14万4000円)、イーベイ(eBay)では150から1400ユーロ(1万8000円から16万8000円)の値段が付けられた。

 クラブが一般販売した最も安いチケットは50ユーロ(約6000円)で、最も高い席でも350ユーロ(約4万2000円)だった。

 PSGの幹部は先日、仏日刊紙パリジャン(Le Parisien)に対し「不正に販売された証拠となるチケット番号を把握している」と話しており、違法な方法で入手したチケットを無効にすることができると語っていた。(c)AFP