【4月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝第1戦でガラタサライ(Galatasaray)と対戦するレアル・マドリード(Real Madrid)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は2日、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)とウェズレイ・スナイデル( Wesley Sneijder)の2人が脅威になるだろうと警戒感をあらわにした。

 モウリーニョ監督はドログバとスナイデルをそれぞれチェルシー(Chelsea)、インテル(Inter Milan)の指揮官時代に指導した経験があるが、非常に厳しい戦いになることを見越し、友好な関係は脇に置いておくことになるだろうと語った。

「彼らは私が指揮を執ったチームにいた尊敬する選手だが、明日(3日)はお互いに違う目標に向かって戦うことになる。勝ちたいのはあちらも私も同じだ」

 またモウリーニョ監督は、レアルがガラタサライとの対戦組み合わせを引き当てたことは幸運だという指摘を否定し、有利との下馬評に気楽ではいられないと述べた。

「非常に困難な試合になると思う。ガラタサライには、このレベルで十分な経験を持つ優れた指揮官(ファティ・テリム(Fatih Terim)監督)がいる。彼(テリム氏)はチームをどう組織し、どう守って結果を出すかを熟知していて、我々の本拠地へ乗り込んでくることに不安を感じていない。世界でも指折りの選手がいて、ブラク・ユルマズ(Burak Yilmaz)、ドログバ、スナイデルという前戦の3人は、どのチームが相手でもダメージを与えることができる」

「私がチャンピオンズリーグでFCポルト(FC Porto)とインテルを率いて優勝した時には有利とは言われてなかった。チェルシーとレアルでは優勝を成し遂げていない。勝ち残っているチームはどこも大きな自信と気持ちの高ぶりとともに準々決勝に進出している。だから私は有利不利について話はしたくない」

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