【3月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)、決勝トーナメント1回戦第2戦のACミラン(AC Milan)戦を翌日に控えた11日、FCバルセロナ(FC Barcelona)のジェラール・ピケ(Gerard Pique)が記者会見に臨んだ。

 スペイン1部リーグで記録的な開幕ダッシュに成功したバルセロナだが、このところ調子を崩している。ACミランとの初戦では0-2で敗戦を喫しており、準々決勝進出に向けて厳しい戦いに臨むことになる。

 バルセロナは今季リーグ戦第19節まで18勝1分けと、勝ち点の取りこぼしを2にとどめて2位以下に大きな差をつけて首位に立っている。しかし、ここ2か月の間でその好調に陰りが見え始めており、第27節のデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)戦で2-0と勝利するまで13試合連続で失点を許すなど、守備のほころびが顕著となっている。

対するACミランは8日に行われたジェノア(Genoa CFC)戦で2-0で勝利するなど、ここ10試合無敗と対照的に好調を維持している。

 それでも、ピケは第1戦の敗戦を払拭できるとコメントした。

「僕らはこのクラブの歴史の中でも最高のチームの一つ。自分たちのレベルは分かっている。ここ数週間批判を受けているけれど、明日(13日の試合)、チームは間違いなく反撃出る」

 調子を落としているバルセロナはACミラン戦での黒星に続き、ライバルのレアル・マドリード(Real Madrid)にスペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)とリーグ戦で敗れているが、ピケは今シーズンのリーグ戦でチームは80ゴール以上挙げていると強調し、「3試合は良くないゲームだったかもしれないけど、ボクらはすばらしいシーズンを過ごしている」と続けた。

 「試合の決着をつけようとするACミランと対戦するけれど、チャンスはやってくる。それを確信しているよ。ACミランに1点取られれば困ったことになるだろう。失点しないようにしなくちゃならない。チームは4点は取れる。難しいかもしれないけど、不可能じゃない」

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