【3月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)、決勝トーナメント1回戦第2戦でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を下し、準々決勝に進出したレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は5日、古巣を退けた決勝ゴールを挙げたものの、「悲しい」と心境を語った。

 敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われた試合で、ロナウドは後半24分に決勝点を挙げた。チームは2-1で勝利し、2試合合計スコアを3-2として8強入りを決めた。

 ユナイテッドで6年間を過ごし成功を収めたロナウドは、試合前に万雷の拍手を受けて、得点後は努めて喜ぼうとはしなかった。

「あの歓迎は驚いたね。僕にとっては感動の瞬間だった。この気持ちをどう言い表したら良いか分からないよ。(ユナイテッドの)サポーターが僕を尻込みさせて、いつものプレーが出せなかった。とはいえ、チームを助けることができて、心の中では少し喜んでいる。でも、マンチェスター・ユナイテッドが敗退して悲しくもあるよ」

 試合は後半11分、ユナイテッドのナニ(Luis Cunha aka Nani)がアルバロ・アルベロア(Alvaro Arbeloa)への足を高く上げたチャレンジでレッドカードを受けたことで、分岐点を迎えた。

 ロナウドはこれについて、「正直なところ、ナニがどんなことをしたか見てないんだ。サッカーではこういうことが起こるものさ」とコメントしている。(c)AFP