ドルトムント、終了間際の同点弾で第2戦に弾み 欧州CL
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【2月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は13日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)とボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-2で引き分けた。
後半終了間際にマッツ・フンメルス(Mats Hummels)が決めたヘディングシュートが、ドルトムントのチャンピオンズリーグでの命をつないだ。
しかしながらキックオフの数時間前、45人が搭乗し、ウクライナ南部オデッサ(Odessa)からドネツク空港(Donetsk Airport)に向かった航空機が着陸に失敗して5人の死者と12人の負傷者を出した事故が、ドルトムントにとって素晴らしい結果となったこの試合に影を落とすことになった。試合に先立っては、犠牲者のため1分間の黙とうがささげられた。
試合は、シャフタールの主将ダリオ・スルナ(Darijo Srna)が前半31分にFKを直接決めて先制した。しかしドルトムントは、同41分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のゴールで同点に追いつき、ハーフタイムを迎えた。
シャフタールは後半23分にドウグラス・コスタ(Douglas Costa)のゴールで再びリードしたが、フンメルスが試合終了3分前に同点とした。
レアル・マドリード(Real Madrid)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、アヤックス(Ajax)と同居したグループリーグを勝ち上がったドルトムントは、悪名高き敵地ドンバス・アレナ(Donbass Arena)で、シャフタールに敗れた前年覇者のチェルシー(Chelsea)の二の舞いを演じる寸前となった。
しかし終了間際の得点で、3月5日に本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で行われる第2回戦を控え、準々決勝に進出に向けて好位置につけた。
ドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「守備で幾つかのミスを犯して失点したことにいら立ちは感じた。2-1でドルトムントに戻るのも悪い結果ではなかったが、2-2の引き分けは2戦目に向けてチームのムードにとってとても大きいことだ」と語った。(c)AFP