【12月22日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)は21日、スペイン1部リーグに所属するマラガ(Malaga CF)に財政的な問題があるとして、向こう4シーズンUEFAの主催大会から1シーズン参加除外にする裁定を下した。

 UEFAの決定によると、マラガは2013-14シーズン以降のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)もしくはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)への出場権を得ても1大会で参加することはできない。

 UEFAのクラブ・ファイナンシャル・コントロール機関は、スイスのニヨン(Nyon)で同日会合を開き、「支払い期限の過ぎた」他クラブへの負債、従業員への給与支払い、そして税金の滞納がないことを証明する期日を2013年3月末日に定めた。債務超過を解決できなければ、参加除外期間は2シーズンに延長される。
 
 また、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)で決勝トーナメント進出を決めているマラガには30万ユーロ(約3300万円)の罰金も科せられている。

 マラガは20日に行われたCL決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選の結果、FCポルト(FC Porto)との対戦が決まり、8強入りに向けて大きなチャンスを手にしている。

 12-13スペイン1部リーグでマラガは、FCバルセロナ(FC Barcelona)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、レアル・マドリード(Real Madrid)に次いでリーグ4位につけており、2013-14チャンピオンズリーグ出場圏内にいる。

 欧州の9クラブが負債問題によりUEFAの財政基準に達しておらず、同連盟はライセンス制度で定められた規定に違反して支出が超過しているクラブを取り締まる構えをみせている。(c)AFP