【12月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は5日、グループリーグ第6節の試合が各地で行われ、グループGのFCバルセロナ(FC Barcelona)は0-0でベンフィカ(Benfica)と引き分けた。

 この結果、グループGではセルティックが決勝トーナメント進出を決め、ベンフィカはグループリーグ敗退となった。

 ベンフィカは同日の試合でスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)と対戦したセルティック(Celtic)と同じ結果を出せば決勝トーナメント進出が決まったが、セルティックが2-1でスパルタクに勝利したことを受けて敗退が決まった。メンバーを落としたFCバルセロナに対し、特に前半に数多くあった絶好機をものにすることができなかったベンフィカは、悔いが残る結果となった。

 一方、第4節に敵地でセルティックに敗れたものの悠々とグループリーグ突破を決めたFCバルセロナは、リーグ戦でも14節を終えて13勝と新記録を作り、実り多い前半戦を送っている。

 しかしながらFCバルセロナは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が膝を負傷し、担架で運び出されて途中交代する事態が起こった。メッシは後半13分から途中出場したものの、試合終盤に膝を抑えてうずくまった。

 ファンはメッシがこの試合で、1972年にドイツのゲルト・ミュラー(Gerd Muller)氏が樹立した年間最多得点記録の85に並ぶ、あるいは記録を塗り替えることを期待していたが、この試合での記録達成はならず、メッシの年間得点は84のままとなった。

 試合時間残り約30分の時点でピッチに入ったメッシはミュラー氏の記録に並ぶチャンスが1度あったものの、ベンフィカのGKアルトゥル(Artur Guilherme Moraes Gusmao)をかわそうとしてもつれ、負傷した。クラブは試合後に公式ツイッター(Twitter)上で、けがは左膝の打撲にすぎないと発表したものの、同時に「詳しい検査を行ってけがの程度を調べる」としている。(c)AFP