【12月5日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は4日、グループリーグ第6節の試合が各地で行われ、グループAのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-1でFCポルト(FC Porto)に勝利した。

 潤沢な資金で大型補強を成し遂げたPSGはポルトのGKエウトン・アルーダ(Helton Arruda)のミスに助けられ、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。最近の不調を振り払って勝利したことで、その首が危うくなっているとされるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督もしばしの猶予を手にした。

 このところ不調が続くPSGは今季のフランス・リーグ1で4位へと順位を落とし、アンチェロッティ監督が解任の危機にあるとされていた。しかしこの試合では監督にようやく待ち望んでいた運が味方し、後半16分にFCポルトのGKエウトンが悪夢にうなされるようなミスを犯した。

 イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)から今夏加入したエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)がペナルティーエリア内でわずかなコースを見つけてシュートを放つと、力のない簡単なシュートはエウトンの体の下を転がり抜けてゴールへ入り、PSGの本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)へ詰めかけたサポーターは歓喜に沸いた。

 終盤、ポルトは逆襲へ転じ、後半24分にはジャクソン・マルティネス(Jackson Martinez)がディフェンスを破って抜け出し、この日2得点目を決める絶好のチャンスを得たが、ここはPSGのGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)が勇気ある飛び出しで防ぎ、チームのリードを守った。(c)AFP/Greg Fraser