【11月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は20日、グループリーグ第5節の試合が各地で行われ、グループFのバレンシア(Valencia CF)とバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-1で引き分け、ともに決勝トーナメント進出を決めた。

 バイエルンは終盤のトマス・ミュラー(Thomas Muller)の得点で、10人のバレンシアに対し引き分けに持ち込んだ。

 グループFのもう1試合でリール(Lille OSC)が2-0でBATEボリソフ(BATE Borisov)に勝利していたため、メスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)でのドローで勝ち点を10としたバレンシアとバイエルンが決勝トーナメント進出の道を開いた。

 一方、勝ち点6でグループ3位のBATEボリソフと同3で最下位のリールはともに16強進出の可能性が絶たれた。

 バレンシアは前半33分にアントニオ・バラガン(Antonio Barragan)が退場処分を受け、早い段階で10人となった。同20分にフランク・リベリ(Franck Ribery)に対するファウルでイエローカードを受けていたバラガンがダビド・アラバ(David Alaba)にスライディングを仕掛けると、ハワード・ウェブ(Howard Webb)主審はすぐさまレッドカードを提示した。

 試合も終盤を迎えた後半32分、バレンシアがソフィアン・フェグリ(Sofiane Feghouli)の得点で先制したものの、バイエルンも同37分にミュラーがしぶとく同点ゴールを決めた。

 ここ4シーズンで3度目となる決勝進出を目指すバイエルンはボール保持率で65パーセントと圧倒し、シュート数でも17本とバレンシアの9本を大きく上回った。

 この結果、12月5日に行われるグループ最終節は消化試合となった。バイエルンは本拠地でBATEボリソフと、バレンシアは敵地でリールと対戦する。(c)AFP