【4月18日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は17日、準決勝第1戦が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が2-1でレアル・マドリード(Real Madrid)に勝利した。

 バイエルンの本拠地フスバル・アレナ・ミュンヘン(Fussball Arena Muenchen)で行われた一戦に、両チームとも最強の布陣で臨んだ。

 バイエルンは、前線にマリオ・ゴメス(Mario Gomez)、その後ろにトニ・クロース(Toni Kroos)を配置し、フランク・リベリ(Franck Riberyとアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が両翼を担った。

 一方レアルのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)をワントップに置き、その下にメスト・エジル(Mesut Oezil)、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)とクリスティアーノ・ロナウド( Cristiano Ronaldo)を両サイドにつける采配を執った。

 試合は前半17分、クロースのコーナーキック(CK)をリベリが押し込みバイエルンが先制するも、後半8分にレアルもメスト・エジル(Mesut Ozil)が同点ゴールを挙げ試合は振り出しに戻った。その後も一進一退の攻防が続いたが、試合終了間際にフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)のアシストからマリオ・ゴメス(Mario Gomez)が決勝点を挙げた。

 25日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる第2戦で巻き返しを図るレアルのモウリーニョ監督は試合後、「まだ第2戦があり、歴史的な逆転をしなければならないわけではない。可能性は十分にある」と話した。

 また、「ホームで勝てれば、決勝進出が決まる。私はとても楽天的なので、決勝で再びここ(決勝の会場であるフスバル・アレナ・ミュンヘン)に戻ってこれると思う。今季のチャンピオンズ・リーグで初黒星だが、ネガティブな気持ちにはなっていない」と語った。

 一方、FCバルセロナ(FC Barcelona)とチェルシー(Chelsea)の勝者と対戦する地元開催の決勝戦に向け一歩リードをとったバイエルンは、1976年以降続いているホームでのレアル戦の対戦戦績を9勝1分として無敗記録を伸ばした。

 試合では、バイエルンが勝ち越し点を挙げた後、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)がレアルのマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)から激しいタックルを受けるも、イエローカードの判定に留まり、騒然となる場面も見られた。(c)AFP/Ryland James