【11月3日 AFP】(記事更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は2日、グループリーグ第4節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)が2-0でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)を下し、決勝トーナメント進出を果たした。

 また、イングランド・プレミアリーグでタイトルを争うマンチェスター・シティ(Manchester City)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がともに勝利を収め、グループリーグ突破に前進している。

 グループDのレアル・マドリードは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がクラブでの通算100得点を達成するなど2得点を挙げる活躍を見せ、リヨンの本拠地スタッド・ジェルラン(Stade Gerland)で初勝利を挙げた。

 敗れたリヨンは、ディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に4-0で勝利した同グループ2位のアヤックス(Ajax)との勝ち点差が3に広がり、22日に行われる第5節での直接対決を前に痛い敗戦を喫した。

 ホームでFCオテルル・ガラツィ(FC Otelul Galati)と対戦したグループCのマンチェスター・ユナイテッドは、前半8分にフィル・ジョーンズ(Phil Jones)のクロスからルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)が先制点を奪うと、後半43分にはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のシュートがオテルルのオウンゴールを誘い、2-0で勝利した。

 一方、同グループのベンフィカは、FCバーゼル(FC Basel)と1-1で引き分けた。ベンフィカはロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)の得点で先制したが、バーゼルがベンヤミン・フッゲル(Benjamin Huggel)のゴールで同点に追いついた。

 この結果、マンチェスター・ユナイテッドはベンフィカと勝ち点8で並び、22日の直接対決に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まることになる。

 グループAのマンチェスター・シティは、ヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が2得点、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が1得点を記録し、敵地でビジャレアルを3-0で退けた。

 また、同日行われたグループAのもう1試合では、マリオ・ゴメス(Mario Gomez)がハットトリックの活躍を見せたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が、ナポリ(SSC Napoli)の反撃を振り切り3-2で勝利した。

 この結果、グループ2位に浮上したマンチェスター・シティは、22日に敵地スタディオ・サン・パオロ(Stadio San Paolo)で行われる第5節のナポリ戦に勝利すれば、グループリーグ突破が確定する。

 同日行われたそのほかの試合では、現在イタリア・セリエAで17位と低迷するインテル(Inter Milan)がワルテル・サムエル(Walter Samuel)とディエゴ・ミリート(Diego Milito)の得点でリール(Lille OSC)に2-1で勝利し、トラブゾンスポル(Trabzonspor)とスコアレスドローに終わったCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に勝ち点4差をつけてグループBの首位の座を守った。(c)AFP/Tom Williams