【3月31日 AFP】(記事更新、写真追加)欧州チャンピオンズリーグ2009-10(UEFA Champions League 2009-10)準々決勝、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)第1戦。バイエルン・ミュンヘンは後半ロスタイムにイビカ・オリッチ(Ivica Olic)が得点し、2-1で勝利した。

 バイエルン・ミュンヘン(以下、バイエルン)は、オリッチが1998-99シーズン大会の決勝を彷彿(ほうふつ)とさせるような逆転ゴールを決めて逆転勝ちし、先勝した。

 1998-99シーズン大会の決勝は、試合終了間際に2点を奪ってマンチェスター・ユナイテッド(以下、ユナイテッド)が逆転勝ちで優勝を果たしていたこともあり、両チームの対戦は再戦が待ち望まれていた。

 ユナイテッドは試合開始66秒、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がフリーキック(FK)から今季公式戦34点目となるゴールをボレーシュートで決めて先制した。

 先制されたバイエルンは、前半中盤にオリッチがゴール前1メートルでノーマークながらシュートを打てず、大きなチャンスをふいにした。

 ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は後半、チームに更なる尽力を呼びかけたが、活気を帯びたのはバイエルンだった。

 バイエルンは後半開始数分で数本の枠内シュートを放つとその後も試合を支配し、同32分にフランク・リベリ(Franck Ribery)の放ったFKがルーニーに当たってゴールに入り、追いついた。

 最終盤の10分間は激しい様相を呈した。マンチェスター・ユナイテッドはネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)のシュートがバーに当たり、バイエルンはロスタイムにマリオ・ゴメス(Mario Gomez)がゴールキーパー(GK)のエドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)にセーブ強いるシュートを放った。

 しかし、バイエルンは同ロスタイム2分にオリッチが決勝点を決めた。(c)AFP