【10月20日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ2009-10(UEFA Champions League 2009-10)グループリーグF第3節、20日に本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)でルビン・カザニ(FC Rubin Kazan)を迎える前回大会王者のFCバルセロナ(FC Barcelona)は、首位固めを目指している。

 グループリーグ2節を終え、バルセロナは勝ち点4で首位に立ち、2位には同3のディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)、3位には同2のインテル(Inter Milan)がつけている。

 グループリーグ敗退に一番近いとされるルビン・カザニは、バルセロナに対し大金星を狙う戦いに臨む。

 バルセロナから選出された2009年のバロンドール(Ballon d'Or)候補6人のうちの1人、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)は太ももの負傷で欠場が見込まれており、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)も代表戦でひざに打撲を負い出場が危ぶまれている。両選手は17日に行われ1-1の引き分けに終わったバレンシア(Valencia CF)とのリーグ戦に出場しなかった。

 バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「勝つためにバレンシアへ向かったが、彼らは手強かった。われわれはリーグ戦全38試合に勝つことはできない」と語っている。

 グアルディオラ監督とチームにとっての朗報は、負傷のためプレシーズンを棒に振ったアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)の復帰だ。イニエスタは「少しずつ好転してきているし、調子も良くなってきた」とコメントしている。

 ディナモ・キエフがミラノ(Milan)でインテルと対戦することもあり、バルセロナにとって今節は首位固めをする絶好の機会である。しかし、1-1でインテルと引き分けた前節でルビン・カザニは、10人となったインテルから勝利を挙げることができるだけの力を見せており、強豪と渡り合えることを証明している。(c)AFP

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