【4月15日 AFP】(一部訂正)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)準決勝でFCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦するチェルシー(Chelsea)のフース・ヒディンク(Guus Hiddink)監督は14日、バルセロナ戦ではリバプール(Liverpool FC)との準々決勝第2戦のような歴史的な試合を繰り返している余裕はないことを認めた。

 ヒディンク監督率いるチェルシーは、14日にスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われたリバプールとの第2戦で大会史上に残る劇的な試合を制し、4強にたどり着いた。

 敵地アンフィールド(Anfield)での第1戦を3-1で勝利していたチェルシーは、容易に準決勝へ進むものと見られていたが、あと1点を奪われれば敗退という状況に2度も追い込まれ、試合終了間際にフランク・ランパード(Frank Lampard)がこの試合で2点目となるゴールを決めるまで気を休めることができなかった。

 4-4の劇的な引き分けによりチェルシーは2試合合計スコアを7-5として勝利したが、ヒディンク監督はもし再びリバプール戦のように多くのミスを犯せば、バルセロナにはチェルシーにより大きな代償を支払わせる力があることを理解している。

 ヒディンク監督は「バルセロナには技術に長けた選手がおり、試合のペースの使い方を分かっている。バルセロナは常に前掛かりでプレーし、攻撃的なサッカーを好む。極めて技術の高いチームにスペースを与えすぎれば、その扱いを熟知する彼らは与えたスペースを突いてくる。そうすればとても困難な試合になる。彼らはトップクラスのチームであるので難しい試合になるだろう。だが同時に、シーズン終盤での最も美しい試合の1つにもなるだろう」と語っている。(c)AFP/Steve Griffiths