【4月14日 AFP】（一部訂正）サッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09（UEFA Champions League 2008-09）準々決勝、チェルシー（Chelsea）との第2戦を14日に控えるリバプール（Liverpool FC）のフェルナンド・トーレス（Fernando Torres）は、20年前のヒルズボロの悲劇（Hillsborough Disaster）で亡くなった96人のリバプールファンを追悼して、同試合でチームが奇跡を起こすことを望んでいる。

　15日にリバプールは、1989年のFAカップ（FA Cup）準決勝のノッティンガム・フォレスト（Nottingham Forest）戦で起きた惨劇から20年を迎える。ヒルズボロの悲劇では、シェフィールド（Sheffield）にあるヒルズボロ・スタジアム（Hillsborough stadium）の立ち見席のフェンスに押し寄せたリバプールのサポーター96人が圧死した。

　リバプールは15日、犠牲者のために本拠地アンフィールド（Anfield）で追悼式典を行う。そして、トーレスは第1戦での敗戦（1-3）をひっくり返すことで弔意を示すことができると信じている。

　トーレスは「11日のブラックバーン・ローバーズ（Blackburn Rovers）戦で決めたゴールは、犠牲者とその遺族に捧げた。なぜなら（悲劇から）20年に最も近いホームゲームは彼らにとって特別な日だということを分かっているからだ。水曜（15日）に遺族と全てのリバプールサポーターにとって重要な日にを迎えるので、ゴールはより特別なものになった。火曜（14日のチェルシー戦）の試合はさらに重要になる。遺族と亡くなった96人のために挑戦しなければならない」と語っている。(c)AFP