【3月20日 AFP】(記事更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)準々決勝以降の組み合わせ抽選が20日、スイスのニヨン(Nyon)で行われた。

 準々決勝から決勝までの組み合わせは以下の通り。

■準々決勝(第1戦:4月7-8日、第2戦:4月14-15日)

(1)ビジャレアル(Villarreal CF)対アーセナル(Arsenal

(2)マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)対FCポルト(FC Porto

(3)リバプール(Liverpool FC)対チェルシー(Chelsea

(4)FCバルセロナ(FC Barcelona)対バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich

■準決勝(第1戦:4月28-29日、第2戦:5月5-6日)

(2)の勝者vs(1)の勝者
(4)の勝者vs(3)の勝者

■決勝(5月27日、ローマ)

 連覇を狙うマンチェスター・ユナイテッドは、2003-04大会王者のFCポルトとの対戦が決まり、準々決勝の抽選はほぼ間違いなく望ましい結果となった。前回王者と共に2年連続ベスト8に残ったアーセナルはビジャレアルと、チェルシーとリバプールは直接対戦することが決まり、イングランド勢は比較的に準決勝まで勝ち残りやすくなった。また、FCバルセロナは第1戦に本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)でバイエルン・ミュンヘンを迎え撃つこととなった。

 アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督率いるマンチェスター・ユナイテッドは優勝候補とされているが、FCポルトはジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督がチームの指揮を執っていた03-04シーズンの決勝トーナメント1回戦でマンチェスター・ユナイテッドを下し、そのまま優勝している。過去の対戦は6度で、戦績は2勝2分け2敗となっている。

 過去4シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝で3度対戦しているリバプールとチェルシーは、お互いに離れることのできない巡り合わせに首をかしげているに違いない。前回大会では、チェルシーが2試合合計スコア4-3で勝利を収め決勝進出を果たしているが、05-06シーズンと06-07シーズンはリバプールに軍配が上がっている。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、若いチームのエネルギーをイングランド・プレミアリーグ以外の対戦チームに注げることを満足しているだろう。敵地での第1戦でアウェーゴールを奪える可能性もあり、そうなれば準決勝進出への道が大きく開けることとなる。両チームは05-06シーズンの準決勝で対戦しており、ホームでの第1戦を1-0で勝利したアーセナルが、アウェーでの第2戦でスコアレスドローに持ち込み決勝進出を果たしている。今大会でもアーセナルが勝利すれば、準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する可能性がある。(c)AFP