【2月4日 AFP】12NFL第47回スーパーボウル(Super Bowl XLVII)は3日、米ルイジアナ(Louisiana)州ニューオーリンズ(New Orleans)のメルセデス・ベンツ・スーパードーム(Mercedes-Benz Superdome)で行われ、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)が34-31でサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)を下し、12シーズンぶり通算2度目の優勝を飾った。

 レイブンズはQBジョー・フラッコ(Joe Flacco)が3本のタッチダウンパスを成功させ、停電のため約35分間中断された試合を制した。また、レイヴンズのジョン・ハーボー(John Harbaugh)HCとフォーティナイナーズのジム・ハーボー(Jim Harbaugh)HCの兄弟HC対決は、兄ジョンに軍配が上がった。

 最優秀選手(MVP)には33本中22本のパスを成功させ287ヤードを獲得したフラッコが選出された。今季限りでチームとの契約が切れるフラッコは、今季ポストシーズンに11本のタッチダウンパスを成功させている。

 レイヴンズは、フラッコが前半だけで3本のタッチダウンパスを通すと、後半開始直後にジャコービー・ジョーンズ(Jacoby Jones)がスーパーボウル新記録となる108ヤードのキックオフリターンタッチダウンを記録し、試合の主導権を握った。

 28-6とリードを奪ったレイヴンズだったが直後にスタジアムが停電となり試合は中断となった。レイヴンズの勝利は確実かと思われたが、試合が再開するとフォーティナイナーズが活気を取り戻した。

 フォーティナイナーズはQBコリン・ケイパーニック(Colin Kaepernick)を中心に反撃に出ると、第3クオーターに連続で17得点を挙げて28-23と肉薄。さらに第4クオーター約残り10分のところでケイパーニックが15ヤードのタッチダウンを自ら決めて31-29と詰め寄ったが、フォーティナイナーズはこれ以上レイヴンズとの点差を縮めることはできなかった。(c)AFP/Greg Heakes