【2月4日 AFP】(写真追加、記事更新)07NFL第42回スーパーボウル(Super Bowl XLII)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)対ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)。試合はジャイアンツが17-14でペイトリオッツを降し、17年ぶり3回目のスーパーボウル制覇を果たした。

 ジャイアンツがパーフェクトシーズンを目前としていたペイトリオッツとの接戦を制し、1968年シーズンの第3回スーパーボウル(Super Bowl Ⅲ)でニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)がボルティモア・コルツ(Baltimore Colts、現インディアナポリス・コルツIndianapolis Colts)に勝利して以来の番狂わせを演じた。

 ジャイアンツは3-7とリードを許した第4Q残り11分5秒に、スーパーボウルのMVPに選出されたクォーターバック(以下QB)のイーライ・マニング(Eli Manning)がデビッド・タイラー(David Tyree)に5ヤードのタッチダウンパスを通し形成を逆転。対するペイトリオッツもその後1ドライブで12度のプレイを積み重ねて80ヤードを獲得すると、残り時間2分42秒でQBのトム・ブレイディ(Tom Brady)がランディ・モス(Randy Moss)に6ヤードのタッチダウンパスを通し、劇的な瞬間を迎えるためのお膳立てを整えた。

 しかし、ジャイアンツはディフェンス陣がトム・ブレイディを封じ込め、試合時間残り35秒にイーライ・マニングが13ヤードのタッチダウンパスをプラクシコ・バレス(Plaxico Burress)に通し決勝点を奪った。決勝のタッチダウンを決めたバレスは「プロスポーツの中で最高の気分だ」と感想を語った。

 ジャイアンツに敗れたペイトリオッツは18勝1敗の成績を残したものの、1972年シーズンにNFL史上唯一の全勝優勝を成し遂げたマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)以来の偉業への挑戦や、7年間で4度目のスーパーボウル制覇に失敗した。(c)AFP/Rebecca Bryan