【2月27日 AFP】スズキ(Suzuki Motor)が2014年シーズンから世界ロードレース選手権(WGP)、MotoGPクラスでの活動再開に向け、テストの回数を増やしていることが分かった。テストライダーを務める青木宣篤(Nobuatsu Aoki)が26日、語った。

 2004年シーズンを最後にフルシーズン参戦をしていない41歳の青木は、スズキがツインリンクもてぎ(Twingring Motegi)でテストを続けており、6月中旬のカタロニア・グランプリ(The Catalunya Grand Prix)の後にスペインのバルセロナ(Barcelona)への遠征も予定していると語った。

 プレシーズン・テストが行われているマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で青木は、「(2014年シーズンに向けて)計画通りに進んでます。先週、新しいバイクを投入しました。期待してたよりも素晴らしいパフォーマンスをみせてます」と語った。

 2007年の勝利を最後に1台のみで参戦する状態が続き、2011年末に撤退したスズキは2012年には復帰に向けた計画を進めていた。

 しかしながらMotoGPを運営しているドルナ(Dorna)は、伝えられることによると、現在参戦枠が一杯の状態で、来季撤退するチームがなければ、スズキは他のチームと協定を結ばなければならないとしている。(c)AFP