【10月29日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2012)第17戦オーストラリアGPは28日、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキット(Phillip Island Circuit)でMotoGPクラスの決勝が行われ、2位に入ったヤマハ・ファクトリー(Yamaha Factory)のホルヘ・ロレンゾ(Jorge Lorenzo)が年間総合優勝を決めた。

 総合首位で今GPを迎えたロレンゾは、23ポイント差で総合2位につけるペドロサが2周目の第4コーナーで転倒しリタイアとなった時点で事実上の優勝を決めた。

 2010年にMotoGPクラスで自身初の総合優勝を飾っているロレンゾは、ペドロサとの差をわずか3ポイント広げれば優勝が決定していたこのレースで、トラブルを避け、悠々とフィニッシュラインを切って2度目の年間王者に輝いた。

 レースは地元オーストラリア出身、レプソル・ホンダのケーシー・ストーナー(Casey Stoner)が41分1秒324で優勝を飾った。

 ペドロサのリタイアで責任のかかる立場となったストーナーだが、2位のロレンゾに9秒以上の大差をつけオーストラリアGP6連覇を飾った。ストーサーのマシンは予選でもロレンゾにベストラップで0.5秒以上の差をつけるなど、今大会で圧倒的な性能を見せつけた。(c)AFP