【8月11日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)に参戦しているヤマハ・ファクトリー(Yamaha Factory)は10日、MotoGPクラスで総合優勝9回を誇り、現在はドゥカティ(Ducati Team)で不本意なシーズンを送っているバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)が、2013年シーズンから復帰すると発表した。

 ドゥカティは同日、2012年シーズン終了後にロッシとの契約を終了すると発表しており、ロッシはしばらく取りざたされていた去就の噂に決着をつけた。

 レプソル・ホンダ(Repsol Honda)やヤマハでの圧倒的な強さが影を潜めていたロッシには、シーズン終了後の引退説が浮上していたが、ヤマハ復帰でその噂を打ち消した。

 2010年10月に行われたマレーシアGPを最後に優勝から遠ざかっているロッシは、今季のドライバーズランキングで総合8位につけている。

 ヤマハの発表によると、過去に在籍した7年間で4度の総合優勝を果たし、2011年にドゥカティへ移籍したロッシとの契約期間は2014年シーズンまでの2年間となっており、現在MotoGPクラスの総合首位に立っているホルヘ・ロレンゾ(Jorge Lorenzo)とチームを結成することを明らかにしている。(c)AFP